電気工事士

初心者でもわかる!照明制御の基礎と応用

こんにちは、現場で日々奮闘している電気工事士のたかひろです。

今回は、住宅やオフィス、工場などで欠かせない「照明制御」について、基本から応用まで、初心者の方にも分かりやすく解説します。

蛍光灯と女性


📘 1. 照明制御とは?

**照明制御(Lighting Control)**とは、その名の通り、「照明器具の点灯・消灯、明るさの調整、タイミング制御などを行うこと」です。

これを行うことで、

  • 電力の無駄を防ぎ節電できる

  • 快適な明るさで作業効率がアップ

  • 暗い場所で自動点灯することで安全性も向上

  • 建物全体を集中管理できる

といったメリットがあります。

 

🔍 照明制御の主な目的

目的内容
節電人がいないときに消灯、自動調光人感センサー、自動スケジュール
快適性明るすぎ・暗すぎを防ぐ調光スイッチ、昼光センサー
安全性暗い時に点灯して事故防止街灯、自動点灯玄関灯
管理効率ビルや工場を一括管理BEMS、スマート照明

🧰 2. 照明制御の基本的な種類

2-1. 手動スイッチ制御(もっとも基本)

住宅や小規模施設で使われるもっとも一般的な方法です。人がスイッチを操作して照明をON/OFFします。

  • 片切スイッチ:1か所から操作

  • 三路スイッチ:2か所(例:廊下の両端)

  • 四路スイッチ:3か所以上

📷 図1:手動スイッチの配線例(片切・三路)
→ 後ほど図を挿入します(ご希望があれば作成)


2-2. タイマー制御

指定した時間に照明を自動でON/OFFする制御方式です。主に街灯や商業施設の外灯、看板照明などに使われます。

  • アナログタイマー:ダイヤル式で操作が簡単

  • デジタルタイマー:細かい設定や週単位のスケジュールも可能

📝 例:
朝6:00消灯/夕方18:00点灯 = 夜間のみ点灯して節電!


2-3. 人感センサー制御

人の動きを感知して、自動的に照明をON/OFFします。
玄関、トイレ、階段、オフィスなどでよく使用されています。

  • 人がいない時は自動で消灯するので節電効果が高い

  • 手がふさがっている時でも点灯するので便利

📷 図2:人感センサー付き照明の例
→ センサー検知エリアも図示可能


2-4. 照度センサー制御(昼光センサー)

周囲の明るさを感知して照明を制御する方式です。
自然光が十分なときは照明をオフにし、暗くなったら点灯します。

🌤 日中は太陽光で照明をオフ → 電気代削減!

  • 照度レベル(lx)で設定可能

  • センサー+調光器で「明るさの自動調整」も可能


2-5. 調光(ディマー)制御

照明の明るさを段階的または連続的に調整する制御方式です。
特にLED照明ではスムーズな調光が可能です。

  • 手動調光(つまみ型、スライダー型)

  • 自動調光(照度センサー連動)

  • DALI(デジタルアドレス制御)など高度な制御規格も存在

📷 図3:LED調光システムの配線図


2-6. スマート照明・IoT連携

近年急速に普及しているのがスマート照明です。スマホや音声で遠隔操作が可能で、利便性が非常に高いです。

特徴内容
遠隔操作Wi-Fi/Bluetooth経由でスマホ制御
音声操作「アレクサ、電気を消して」など
自動化GPS・タイマー・センサーと連携可能

📷 図4:スマート照明のアプリ画面イメージ


🛠️ 3. よく使われる照明制御機器

機器名用途
タイムスイッチ時間制御(機械式・デジタル)
人感センサースイッチ動作感知でON/OFF
調光器明るさ調整(位相制御、PWMなど)
リレー・接点高電力の照明制御用
無線制御ユニットWi-Fi/Bluetoothで遠隔操作
BEMSビル全体のエネルギー管理

🧯 注意点:照明制御には「電気工事士の資格」が必要な工事があります。
壁のスイッチや配線を変更する場合は、必ず有資格者に依頼しましょう。


🏢 4. シーン別:照明制御の導入例

🏠 一般住宅

場所制御方法
玄関・トイレ人感センサー制御
リビング調光+スマート照明
寝室タイマー+スマホ連携
廊下三路スイッチ or 足元灯

🏢 商業施設

場所制御方法
看板タイマー制御
共用廊下照度+人感センサー併用
店舗内調光+スケジュール制御
防犯照明常時点灯+人感点滅制御

🏭 工場・倉庫

  • 昼間:天窓+照度センサーで照明抑制

  • 夜間:人感センサーと調光を組み合わせ

  • 全体:PLCやBEMSで一括集中制御

 

1級電気工事施工管理技士
施工管理の基礎知識こんにちは、電気工事士のたかひろです!今日は「電気施工管理」についてお話ししたいと思います。電気施工管理は、電気工事の品質・安全・コスト・スケジュールを管理する重要な役割を担っています。初心者の方にもわかりやすく説明しますので、最後までお付き合いくださいね。...

 


⚙️ 5. 配線例:三路スイッチ

三路スイッチは、2か所から同じ照明を操作できる便利な配線方法です。

plaintext
[電源]──[スイッチA]──┐
├──[スイッチB]──[照明]
[電源]──[スイッチA]──┘
  • 廊下や階段に便利!

  • VVFケーブル(2芯・3芯)を使った配線が基本

📷 図5:三路スイッチの配線図
→ 必要があれば図を作成してお渡しできます。


❓ 6. よくある質問(Q&A)

Q1. スマート照明は自分で設置できますか?

→ A. スマートバルブ(E26型など)は既存のソケットに入れるだけで使えます。ただし、壁スイッチを交換・追加する場合は電気工事士の資格が必要です。

Q2. 調光はどんな照明でもできるの?

→ A. いいえ。調光対応の照明器具・電球(調光対応LEDなど)を使う必要があります。非対応のものを無理に調光するとチラついたり故障することがあります。

Q3. 一番おすすめの制御方法は?

→ A. 場所や用途によりますが、住宅では「人感+スマート制御の併用」が快適性と省エネの両立に優れています

 


✅ まとめ

項目内容
照明制御とは照明を効率よく管理・操作する仕組み
種類手動、タイマー、人感、照度、調光、スマートなど
利点節電、安全性向上、利便性アップ
注意点工事には電気工事士資格が必要な場合も
今後の展望IoT化によるスマート住宅やZEB対応など

👩‍🔧 最後に

照明制御は、ただの「電気のON/OFF」ではありません。
快適さ・省エネ・安全性を支える重要な技術です。
住宅にも職場にも取り入れることで、生活の質を大きく向上させることができます。

電気工事士として、これからも現場での経験を活かして、皆さんに役立つ情報を発信していきますね🔧💡