今回は中継機について学習します。
中継器
中継器とは、
- 感知器、発信機からの火災信号、火災表示信号
- アナログ式感知器からの火災情報信号
- ガス漏れ検知器からのガス漏れ信号
などを受けてこれを、
- 他の中継器
- 受信機(総合防災盤ではないので注意)
- 消火設備など
などに発信するものをいいます。
<規格>
- 受信から発信までの所要時間は5秒以内であること。
- 蓄積式中継器の場合
1,蓄積時間は5秒を超え60秒以内であること(その間は発信しない)
2,発信機からの火災信号を受信したときは、蓄積機能を自動的に解除すること - 地区音響装置を鳴動させる中継器の場合、受信機で操作しない限り鳴動は継続させること
- 不燃性または難燃性の外箱で覆うこと
- 定格電圧が60Vを超える中継器の外箱には、接地端子を設けること
- アナログ式中継器の感度設定装置は、2以上の操作によらなければ表示温度等の変更ができないものであること
中継器の電源について
中継器を働けるためには電力が必要ですが、その電力を受信機や他の中継器などから供給している場合と独自のものを持っている場合があります。
<電力を受信機や他の中継器から供給している場合>
受けたその電力をさらに他の外部負荷に供給する場合には、次の装置が必要になります。
- 予備電源は不要
- 外部負荷に電力を供給する回路に保護装置(ヒューズやブレーカなど)を設けること
- その保護装置が作動した場合は受信機に作動した旨の信号を自動的に送ること
<電力を受信機など他から供給しない場合>
- 予備電源をを設けること
電源が停止すると中継できなくなるので設けておきます。(ただし、ガス漏れ警報に用いる中継機には予備電源は不要です) - 「主電源回路の両線」、「予備電源回路の1線」に保護装置(ヒューズやブレーカなど)を設けること
- 「主電源が停止した場合」、「保護装置が作動した場合」は受信機に停止、または作動した旨の信号を自動的に送ること
まとめ
中継器とは、感知器、発信機からの火災信号、火災表示信号
アナログ式感知器からの火災情報信号
ガス漏れ検知器からのガス漏れ信号
などを受けてこれを、他の中継器、受信機(総合防災盤ではないので注意)、消火設備など
などに発信するもの
<規格>
- 受信から発信までの所要時間は5秒以内であること。
- 蓄積式中継器の場合
1,蓄積時間は5秒を超え60秒以内であること(その間は発信しない)
2,発信機からの火災信号を受信したときは、蓄積機能を自動的に解除すること - 地区音響装置を鳴動させる中継器の場合、受信機で操作しない限り鳴動は継続させること
- 不燃性または難燃性の外箱で覆うこと
- 定格電圧が60Vを超える中継器の外箱には、接地端子を設けること
- アナログ式中継器の感度設定装置は、2以上の操作によらなければ表示温度等の変更ができないものであること
今回は中継機について学習しました。消防設備士校4類の試験には必須の項目となりますのでよく理解しておきましょう!
R型受信機<規格>
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P型受信機P型受信機の定義は、「火災信号もしくは火災表示信号を共通の信号として、または設備作動信号を共通、もしくは固有の信号として受信し、火災の発生を防火対象物の関係者に報知するもの」となっています。...