今回は警報装置について学習していきます。
警報装置(ガス漏れ火災警報設備)
警報装置には音声警報装置、ガス漏れ表示灯および検知区域警報装置の3種類あります。
音声警報装置
音声によって適確な情報を伝えることができる装置。
ガス漏れの発生を音声によって警報する装置で、適法な非常放送設備にがある場合は省略できます。
ガス漏れ表示灯
通路にいる関係者にガス漏れの発生した室が判別できるよう、室の通路に面する出入り口付近に設ける表示灯です。
つまり、現地の人に「目」で警報する装置です。
検知区域警報装置
検知区域(1個の検知器が有効にガス漏れを検知できる区域)の関係者に音響によりガス漏れの発生を警報する装置です。
つまり、ガス漏れ表示灯が「目」で警報するのに対して、これは「耳」で警報する装置です。
その音に関しては、次のように定められています。
・警報音の音響装置から1m離れた位置で70dB以上とすること。
まとめ
・警報装置には音声警報装置、ガス漏れ表示灯および検知区域警報装置の3種類。
・警報音の音響装置から1m離れた位置で70dB以上とすること。
今回はガス漏れ火災警報設備の警報装置について学習しました。消防設備士甲4類の試験には必須の項目となりますので、よく理解しましょう!
受信機ガス漏れ警報に用いる受信機は、G型、GP型、GR型の3タイプです。
受信機がガス漏れ信号を受信したときからガス漏れ灯の点灯までの所要時間は60秒以内。
受信機のガス漏れ灯は黄色であること。
主音響装置の音圧は、前方1m離れた地点で70dB以上であること。...
ガス漏れ検知器「ガス漏れを検知し、中継器もしくは受信機に発信するもの」で、検知と同時に警報も発するタイプもあります。...