今回は受信機について学習していきます。
受信機
ガス漏れ警報に用いる受信機は、G型、GP型、GR型の3タイプです。
その有する主な機能は次のとおりです。
- 受信機がガス漏れ信号を受信したとき(その他、「検知器の確認灯が点灯したとき」「中継器の確認灯が点灯したとき」「検知区域警報装置が作動したとき」)からガス漏れ灯の点灯までの所要時間は60秒以内。ただし、中継器を介する場合は、中継器の受信から発信までの5秒を足した65秒以内とすることができる。
- 受信機のガス漏れ灯は黄色であること。自火報の火災灯は赤なので注意!
- 主音響装置の音圧は、無響室で前方1m離れた地点で70dB以上であること。
- 2回線からのガス漏れ信号を同時に受信しても、ガス漏れ表示ができること。
- 装置の試験中に他の回線からのガス漏れ信号を受信したときは、その表示ができること。
- GP型、GR型の地区表示装置は、火災の発生した警戒区域とガス漏れの発生した警報区域を明確に識別できること。
- 予備電源
G型には予備電源は設けなくてもよいことになっていますが、設ける場合は2回線を1分間有効に作動させ、同時にその他の回線を1分間監視できる容量が必要です。 - その他→自動火災報知設備の受信機に準じます。
まとめ
・ガス漏れ警報に用いる受信機は、G型、GP型、GR型の3タイプ
・受信機がガス漏れ信号を受信したときからガス漏れ灯の点灯までの所要時間は60秒以内。
・受信機のガス漏れ灯は黄色であること。
・主音響装置の音圧は、前方1m離れた地点で70dB以上であること。
今回は受信機について学習しました。消防設備士の試験には必須の項目となりますので、よく覚えておきましょう!
ガス漏れ検知器「ガス漏れを検知し、中継器もしくは受信機に発信するもの」で、検知と同時に警報も発するタイプもあります。...
中継器中継器とは、
感知器、発信機からの火災信号、火災表示信号
アナログ式感知器からの火災情報信号
ガス漏れ検知器からのガス漏れ信号
などを受けてこれを、
他の中継器
受信機(総合防災盤ではないので注意)
消火設備など
などに発信するものをいいます。...